4月30日、晴天。
ナガメを探しに野川へ行きました。
少し前に調べ物をしていた時、「ナガメのナは菜の花のナで、アブラナ科の花によく集まるカメムシ。郊外でもわりとよく見られ、初夏頃は見つけやすい」という記事を見つけました。
時期も良いし、アブラナ科の花を目印に探せば出会えるかも!と、いそいそと捜索開始。

武蔵野公園にて、一番最初のナガメくんに遭遇できました。
ナガメ、生まれて初めての観察。
事前情報どおり、川岸に咲いていた菜の花に一匹、顔を突っ込んでとまっていました。
近寄った拍子に驚かせてしまい、ポロッと下草の陰へ逃げました。
驚かしてごめんねと思いながらも、綺麗な翅の色にトキメキつつ、
そのままの体制でも撮れる正面顔をデジカメに納めました。
さてと後ろへ回って綺麗な背中を写そうとカメラを構えた瞬間、草原を鳴らす突風が。
彼(彼女?)は軽々と吹き飛ばされ、姿はどこにも見あたらず・・・
最初の出会いは、あっけなく幕を閉じました。

思ったほど野川の周りには菜の花もムラサキハナナも咲いておらず、半ば諦めかけながら
次の子との出会いを求めて、アブラナ科の草花を頼りに探してみました。
武蔵野公園を抜け野川公園へ入り、しばらく進むと、
土手の下に咲いている黄色い小さな花が目に入りました。
覗いてみると、なにやら赤い小虫が花を湛えたてっぺんにとまっています。
再会できました、ナガメくん。

4枚の花びらのお花、アブラナ科の特徴ですね。
本当に好きなんだね、アブラナ。
周りには同じ草花が群生しており、何匹もナガメがとまっていました。
その後も、アブラナを気にて見てみると、結構容易に彼らに出会えました。
なるほどね、やっぱり普通種なのですねー。
遠くから見ると、ナナホシテントウに見間違えてしまいそうなカラーリングです。
こうしてブログをつけるようになってから、随分と小さな虫たちを気に止めるようになりました。
長い間、普通に身の回りに居たはずの虫たちなのに、初めての発見がたくさんです。
とても楽しいナリ(・ω・)ノ
撮影:東京都、小金井市、武蔵野公園(一番上)と野川公園(下2枚)にて。06年4月30日